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カウパレード、実物大の牛70体が丸の内に

カウパレード、実物大の牛70体が丸の内に

丸の内ビル(千代田区丸の内2-4-1)を中心に東京・丸の内地区で2008年9月5日から10月19日までチャリティーイベント「カウパレード(Cow Parade)東京丸の内2008」を開催する。

「カウパレード」は、グラスファイバー製の実物大のウシの模型(カウ)に多くの作家がさまざまな造形やペイントを施した作品を「パブリックアート(公共芸術)」として街頭に展示するスイスから生まれたイベントだ。

1998年夏にスイスのチューリッヒで、地元の作家が実物大でグラスファイバー製の牛400頭にペイントを施して街中に展示し、スポンサーや寄付金が集まったことから、「カウパレード」は経済活動活性化に貢献した芸術チャリティーイベントとしてさまざまな場所で開催されている。

毎回、ペインティングには著名作家、一般市民、子供たちが参加し、イベント終了時に競売にかけられ、その売り上げは芸術、教育福祉団体に寄付される。今までにテキサス、ニュージーランド、ブリュッセル、アトランタ、プラハ、ストックホルムなどで行われている。

丸の内では2003年と2006年=写真=に続き、3回目となる。今回は多くの作家がペイントした73体のオブジェを、東京・丸の内エリア(丸の内、大手町、有楽町)の公有地やビルの入り口、歩道など一帯に飾る。

参加するのはNPO(特定非営利活動)法人「デザインアソシエーション」(港区南青山1-17-11、03-3470-7699)の協力によってアートディレクターの佐藤可士和(さいとう・かしわ)さん、建築家の隈研吾(くま・けんご)さん、タレントの中川翔子(なかがわ・しょうこ)さんら著名人、千代田区の中学生などのほか、4月4日から5月6日にかけて丸の内で開催された「アートアワードトーキョー2008」で受賞した若手作家8人も出品する。

また、小さいサイズの「ミニムー」と呼ばれる「子ども牛」や、キャラクターをモチーフにした「アニメ牛」も初登場する。

ウイキペディアなどによると、佐藤可士和さんは1965年生まれ、多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン科を卒業後、博報堂を経て2000年に独立し、クリエイティブスタジオ「サムライ」を設立、代表取締役に就任した。主な仕事に、スマップなど音楽家のアートワーク、NTTドコモ携帯のプロダクトデザイン、幼稚園の改修、国立新美術館のシンボルマークとサイン計画などがあり、2007年4月より明治学院大学客員教授に就任している。

隈研吾さんは1954年神奈川県生まれ、東京大学工学部建築学科、同大学大学院建築意匠専攻を修了し、日本設計、戸田建設、コロンビア大学客員研究員などを経て、「隈研吾建築都市設計事務所」を設立した。当初は古典主義建築を引用したポストモダン建築を手がけていたが、その後、竹の家など自然素材を生かした建築や、格子を多用したデザインなど特徴的な作品を手掛け、現在、慶応大学理工学部教授も務めている。

中川翔子さんは1985年東京都生まれ、父は俳優の中川勝彦(なかがわ・かつひこ、1962-1994)で、2001年に「ポポロガールオーディション」でグランプリを受賞してデビューした。2002年に「ミス週刊少年マガジン2002」に選ばれ、2006年にはシングル「ブリリアントドリーム(Brilliant Dream)」でCDデビュー、歌、司会、グラビア、漫画、声優など多方面で活躍しており、日常生活を書いている自身のブログ「しょこたん・ぶろぐ」は書籍化されている。

「カウパレード」に出展された作品はイベント終了後に競売にかけられ、売上金の一部は「日本ユニセフ」や「地球環境基金」などに寄付される予定だ。(2008-09-01)

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