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ニコンでLA在住の渡辺博史「北朝鮮展」

ニコンでLA在住の渡辺博史「北朝鮮展」

ニコン(千代田区丸の内3-2-3、富士ビル、03-3214-5311)が運営する銀座ニコンサロン(中央区銀座7-10-1、
03-5537- 1434)で2008年9月3日から9月16日まで渡辺博史さんによる「イデオロギー・イン・パラダイス(Ideology in Paradise)」を開催している。

アメリカのロサンゼルス在住の写真家、渡辺博史(わたなべ・ひろし)さんが2005年にテレビで見た北朝鮮のら致問題を扱った番組で、ら致被害者の蓮池薫(はすいけ・かおる)さんの北朝鮮で撮影された海水浴の家族写真が紹介されていた。

番組では写真のずっと後ろに横田(よこた)めぐみさんとその夫のキム・チョンジュルさんが写っており、横田めぐみさんが北朝鮮で同じく拉致被害者のキム・チョンジュルさんと夫婦になっていた証拠として紹介されていた。

渡辺博史さんは「海水浴」という言葉の持つ響きが、それまでもっていたら致や飢餓(きが)という北朝鮮のイメージとは相容れないものであり、そこに写されている人達の表情は、どこにでもある普通の海水浴の写真だった。

そこで、実際に北朝鮮に行ってみたいと考え、2008年1月に実現し、北朝鮮の現在を写真に収め、「イデオロギーの楽園」と表して発表した。そのうちカラー約60点を展示している。

渡辺博史さんは1951年札幌市生まれ、1975年に日本大学芸術学部写真学科を卒業、アメリカ・ロサンゼルスに移り、テレビコマーシャルの仕事を経て、1993年にカリフォルニア州立大学ロサンゼルス校でMBA修士号を修得、1995年ごろから写真を撮りはじめ、アメリカで個展を開く。2008年に「イデオロギー・イン・パラダイス」に対して、アメリカで「プロジェクト・コンペティション・ファースト・プライズ」を受賞している。作品は、フィラデルフィア美術館、ヒューストン美術館、ジョージ・イーストマン・ハウス、サンタバーバラ美術館などに収蔵されている。

開場時間は10時から19時(最終日は16時)、入場は無料。(2008-09-04)

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