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晴海高校で村田勇司教諭が「平家物語と能」

晴海高校で村田勇司教諭が「平家物語と能」

中央区は2008年10月3日から10月17日まで東京都立晴海総合高校(中央区晴海1-2-1、03-3531-5021)で公開講座を開催する。

「平家物語(へいけものがたり)と能」と題して、晴海総合高校の国語科主幹教諭の村田勇司(むらた・ゆうじ)さんが「平家物語」を3回に分けて取り上げる。

10月13日は「平家物語」の前半部分で、以仁王(もちひとおう、1151-1180)のクーデター事件を中心に取り上げ、源頼政(みなもとのよりまさ、1104-1180)親子にも触れ、源頼政に関係の深い能作品「ぬえ」(作者は世阿弥)などを紹介する。

10月10日は平家の都落ち以降を中心に、平忠度(たいらのただのり、1144-1184)に焦点をあて、藤原俊成(ふじわらのとしなり、1114-1204)との逸話や、平忠度最期の場面を読み、能「忠度」(作者は世阿弥)に触れる。

10月17日は西海で繰り広げられた源平合戦を取り上げる。中でも、源氏の武将、佐々木三郎盛綱(ささき・さぶろうもりつな、?-1216)が1184年に一番乗りを果たした「源平藤戸合戦」を読み、手柄の陰で犠牲となった「浦の男(漁師)」に目を向け、能がこの事件をどうとらえたかを考える。「謡曲藤戸」(作者は世阿弥)がこの事件を取り上げている。

「平家物語」は鎌倉時代に成立した平家の栄華と没落を描いた軍記物語で、全12巻と「潅頂巻」で構成されている。

1156年から1159年ころに起こった保元の乱(ほうげんのらん)と平治の乱(へいじのらん)で勝利した平家と敗れた源家の対照、源平の戦いから平家の滅亡までを描いており、没落しはじめた平安貴族たちと新たに台頭した武士たちの人間模様が表現されている。現在ある諸本は盲目の琵琶法師が日本各地を巡って口承で伝えた語り本と読み物として増補された読み本がある。

村田勇司さんは1960年生まれ、東京学芸大学大学院修士課程を修了、東京学芸大学付属高校大泉校舎、都立青山高校などを経て2005年から晴海総合高校に勤める。まら、現在、高等学校国語教科書編集委員(東京書籍)、東京都教員研修のための認定講師(国語)、中世文学会、日本国語教育学会の会員でもある。

時間は18時から19時40分で、東京都内在住、在勤者が対象で定員は30人。費用は500円。往復はがきに住所、氏名、年齢、性別、電話番号を記入して晴海総合高等学校「平家物語」係(〒104-0053、中央区晴海1-2-1)へ郵送する。締め切りは9月10日。
(2008-09-06)

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